親子体験学習講座「海ごみと私たちの暮らし」

講師の国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産大学校 海洋生産管理学科 助教の嶋田陽一氏から、海ごみの問題や海流による海ごみの動きについてのお話をいただいた。海ごみは陸に捨てられたものと海に捨てられたものの２種類があり、それらは海を漂流するうちに少しずつ削られてマイクロプラスチック化してしまうこと、また、海ごみが動物や魚へ悪影響を及ぼしていることを実物のサンプルや模型を使いながら説明された。さらに、海ごみは風や海流によって遠くまで漂流することを説明され、日本から出たごみも海外に流れ着いていることをお話いただいた。

嶋田氏の指導で水産大学校の近くの海岸まで移動し、海岸に漂着した海ごみの調査体験を行った。実際の調査の手法にのっとって、海ごみの種類や大きさ、数を家族単位で調べた。まとめの発表では、「数え切れないほどの大量のごみに驚いた」、「外国（特に中国、韓国）からのごみが多く流れ着いていた」などの調査結果や感想があった。