環境学習指導者養成セミナー「水生生物による水質判定講座」
山口県環境保険センターとの共催で、地域や学校等における環境学習指導者の養成、実践活動リーダーの育成を目的とし、毎年実施している講座です。第1回目は、指導者として「水辺の教室」を実施するために必要な基礎知識を学びました。
「水生生物による水質調査方法及び指標生物について」と題した講義では、県内の水環境の現状、水辺の教室開催に適した場所の選定、調査時の注意事項、水生生物の見分け方などについて学びました。
午後からは、維新百年記念公園内を流れる木崎川で、実際に水生生物を採取して、種類鑑別、水質判定をおこないました。生物が小さいうえに判別が難しく、講師に何度も名前の確認をしながら進めました。その後、指標生物をシャーレに取り分け、採取した指標生物を水質階級ごとに記録しました。29種の指標生物のうち、「きれいな水」と「ややきれいな水」に生息する8種を採取し、木崎川は「水質階級Ⅰ(きれいな水)」という結果を得ることができました。