公益財団法人 山口県ひとづくり財団 県民学習部 環境学習推進センター
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未来につなぐSDGs講座「地球環境と樹木の役割~セミナーパーク自然観察会~」

樹木医の中村裕三氏を講師に招き、気候変動や人間が樹木にもたらす影響について学ぶとともに、樹木や木の葉の観察を通して、森林の役割や自然の大切さについて理解を深めていただくための講座を実施しました。

 

1 講義:樹木の役割と葉で分かる樹木の名前

受講者の皆様は、山口県天然記念物の「向島の寒桜」や防府天満宮の「とおり松」、防府市立佐波小学校の「ヤブニッケイ」など、これまで中村先生が治療・移植された話に熱心に耳を傾け、その治療法には驚きの声もあがっていました。

また、中村先生からは、気候変動がもたらす樹木への影響、木材の用途、環境改善機能、二酸化炭素の固定や葉の形状や付き方からなる樹木の見分け方が解説され、受講者の皆様は熱心にメモを取られるなど、環境への意識の高さが窺えました。

 

2 観察会:樹木の特徴を学ぶ

山口県セミナーパーク「自然ふれあいゾーン」に植樹された数十種類の樹木の中から、「アカマツ」などの県木や「クズノキ」、「クロガネモチ」などの市町木を中心に、場内を移動しながら、葉の形状や特徴などを観察しました。

中村先生の解説を聞きながら、木の葉の色や形、感触、においなどを観察することで樹木の特徴を学ぶことができ、受講者の皆様は、さらに樹木への理解を高めることができたのではないかと思っています。