公益財団法人 山口県ひとづくり財団 県民学習部 環境学習推進センター
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未来につなぐ環境学習講座「気象災害から地球環境を考える」

地球温暖化に伴う日本の気候の変化や、災害リスクの増大する原因、防災意識の必要性などについて、「2100年 未来の天気予報 夏」の動画(環境省)も交えながらの講義を受けた。また「非常に激しい雨」の降水量はどれくらいか、「天気・天候・気象・気候」の違いは何か、といった気象予報士ならではのお話や、100円ショップで調達できる防災グッズの説明もあって、特に防災グッズの展示が参加者の興味をひいていた。

4人前後の5グループに分かれて、架空の場所・住宅・家族構成を設定。台風接近の前日から台風通過翌日までのワークシート2枚に、時系列で「地域としてやるべきこと」「家庭でやるべきこと」を書き出す演習をおこなった。参加者は、家庭でどのように準備や避難決定を進めていくか、地域の防災メンバーとして避難所の運営には何が必要かなど、多岐にわたる項目について熱心にグループで検討したり、講師の助言を受けて再確認したりしていた。最後に各グループで発表し、内容を全員で確認・補足した。「通常時にできないことは災害時には絶対にできない。日常生活に防災意識を取り入れることが大切」との講師のまとめの言葉は参加者にも強く伝わったと思う。