未来につなぐ環境学習講座「こころとからだで森を感じてみよう～森林セラピー体験～」

ガイダンス　　講師：森林セラピー山口 森の案内人　松本　和也　氏

「環境学習（教育）」、「森林セラピーとは」、「今日の目標」についてのガイダンスを受けました。森林セラピーには科学的に検証された森林浴効果があること、健康と環境の体験学習とも言えること、また、「知ることは感じることの半分ほども重要ではない」とのレイチェル・カーソンの言葉を引用し、感じることを楽しもうと呼びかけられました。

森林セラピーガイドツアー　　指導：森林セラピー山口　森の案内人

屋外での森林セラピー体験は、天気も気温もちょうどよく、参加者同士の交流もありながらリラックスした雰囲気で行われました。木の葉の色や形、感触、土のにおい、葉を踏む音など、五感すべてを使って自然を感じることで、普段の生活に忘れがちな季節の移り変わりを感じることができました。

森でお灸体験～美活・温活セルフケア　　指導：鍼灸師・森林セラピー山口　森の案内人　角田　吉久　氏

大きな木のある広場でお灸体験をしました。お灸はネガティブな印象が強く、「熱くなくては効果がない」と思われがちだが、自分の気持ち良い温度で十分効果が出るそうです。ほとんどの参加者が初めての体験となりました。ツボの場所や効き目などを熱心に質問する姿、両手や両足にお灸をしながらリラックスする姿が見られました。

一日のまとめ　　講師：森林セラピー山口　森の案内人　松本　和也　氏

帰着後、班ごとに「今日体験したこと、見つけたこと、明日から大切にしたいこと」を振り返りました。紙に書くことで自分の意見が具体化し、班の仲間の意見も共有できました。環境学習はゴミ問題などだけではなく、太陽で植物が育ち食物ができ、それを我々が食べる、といったことすべてにつながっている。森林セラピー体験を通して、暮らしのヒントをこの講座で持ち帰ってほしいとの講師の言葉に皆が頷いていました。