未来につなぐSDGs講座「ごみから見直す私たちの暮らしと経済」
ごみ問題を環境と経済の両面から捉え、持続可能な社会の実現に向けて、様々な課題解決への取組みについて理解を深めていただくための講座を実施しました。(参加者:24名)
〇コロナ禍のごみ
外食機会が減少し、テイクアウトや冷凍食品、食品のストックに加え、使い捨てマスク・除菌シートを利用する機会が増えたが、ごみの排出量としては著しく増加してはいなかった。
〇ごみ問題の今
リサイクルにもエネルギーが必要であることや素材の劣化、精度の高い分別が必要であることなどが問題である。その中で、「ごみになるものを減らす、買わない」というごみになる流れを断つことが大切であると同時に、経済が成長しても資源・エネルギーの消費が増えないシステムへの移行が目指されている。
〇サーキュラーエコノミー(循環型経済)
これまで廃棄されていたものも資源と考え、循環させることで自然を再生させる経済システム。製品を複数人で利用する仕組みであるシェアリング・プラットフォームやサービスを製品とすることが提案されている。
受講者のアンケートには、「3Rの中でも特にリデュースに取り組みたい。」「ライフサイクル全体で見えない環境負荷があることを意識して賢い消費者となりたい。」などの前向きな感想が多くあり、この講座がSDGsを意識した暮らしのきっかけになればと期待しています。